知らない電話番号から着信があり、要件を聞くとカードやローンの督促電話だった、ということが複数回あった。
別人あての督促で、誤登録か解約済みの電話番号が私に割り当てられたのか、要件が要件だけに受けるたび心臓がヒャッとなる。
詐欺かと思ったけれど、電話番号を調べたところ、どうやら本物の督促らしい。
「別人あてなのでもう電話してこないでください」というのをカード会社や信販会社に伝えれば問題はないものの、かかってくる電話の相手は自動音声で、対応パターンが「本人ですか? 違うようなので切りますね」しかなく、こちらの事情は一切考慮してくれない。
人力で督促電話をすると働き手の消耗が激しそうだし会社の対応としては合理的とは思う一方、でもまあ、こちらとしては不便極まりないわけです。
対応してくれそうな窓口を探して電話をかけ(チャットbotはヘルプページしか案内してくれない)、音声ガイダンスの本人確認で弾かれ、めげずにそれっぽい窓口に電話をかけ続けたら、4件目の番号でようやくオペレーターさんに繋がった。
「もう疲れ切って色々どうでもいいです」と言わんばかりの無機質でローテンションな対応をされ、お客様サポート窓口って、働く人にとっては鬼門よなあ、と思う。
その後すぐに登録を変更(?)してもらえて一件落着となったのだけれど、ナビダイヤルに数百円費やしてしまったのは、誠に痛恨の極み。
かたや、メールでのお問い合わせ窓口が設置されている会社の場合は、メールを打つ5分間ですべてが解決したので、もう全社メール対応を標準にしてくれよ、と思う。
しかしメールにしたらしたで、解読困難な問い合わせへの対応コストなんかが爆上がりしてしまうのかもしれないなあ。
本当は着拒にして無視、が一番楽な解決方法だったに違いない。無視する罪悪感に耐えきれずに連絡を入れたものの、実のところ、今回のことで私が心を痛める理由は特になかった。
それにしても、全然知らない人の財政事情(や、計画性)が心配になる量の督促だった。ちゃんと生きてくれよな。