どんどん照りがなくなりゆく葉っぱ、刃先が茶色くなるのは水不足の印だとネットで読む。少し多めに、ダバダバに水をやってみようと思う。

水が足りなかったの…?

小さい方の漆の苗を舐め回すように観察してみるも、そんなに劇的な変化はやはりないのであった。大きく育つ樹木も初めはこんなに小さくささやかにしか育っていかないのだから、実のところ成長とは何事もそういうものなんだろうなと思う。朝から哲学をしてしまった。
そういえば、大体において寝起きのままスマホで苗日記を撮影するので、その日の天気や日差し、ときにはレンズについた指紋なんかが写真にありありと出る。
Instagramのフィードを見るたびに写真下手くそ選手権だなぁと思うが、寝起きに一眼レフを構える根性、wi-fiなどを使って写真データをスマホに送り、それからなんやかんやする甲斐性などは私にはないのであった。
そんなこんなで苗たちは今日も育つ。季節の巡りも、植物の成長と同じように急激かつ劇的な変化ではないな、と思った。